相続税の二次相続について

二次相続とは、最初の相続で残された親が亡くなった際に発生する相続のことを指します。一次相続では、残された親と子供が遺産を相続しますが、二次相続では親が亡くなった後に子供たちが相続することになります。

二次相続は一次相続に比べて相続税が高くなる傾向があります。主な理由は以下の通りです。

  1. 配偶者控除の適用不可: 一次相続では配偶者控除が適用され、配偶者に多くの財産を相続することで税負担を軽減できますが、二次相続ではこの控除が使えません。
  2. 基礎控除額の減少: 相続人が減ることで基礎控除額が少なくなり、課税対象となる資産が増えるため、相続税が高くなります。
  3. トラブルの可能性: 二次相続では、親がいないため子供同士での話し合いが必要となり、遺産分割をめぐるトラブルが起こりやすくなります。

これらの理由から、二次相続を見越した計画的な相続対策が重要です。

当事務所では、二次相続も見越した相続対策もご提案させていただきます。ご不安な点や疑問などございましたら、いつでもお問い合わせください。